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2008.05.16 Fri 「 悲しい話………悲しい話をしよう.LC 短編

本日は魔王-JUVENILE REMIX-4巻の発売日だったと思うんですけれど…
あれ? あれれれ?
本屋さん4件と○ニメイト回ってきてどこにも一冊もないって一体全体どういうことでしょう…?
発売延期になったとか?
ははは,そんなバナナ(バナナってうまいよね!)(@ラブレボ)
この歳になってア○メイトに行くなんて思ってなかったんですけれど,読みたかったんだよー,伊坂幸太郎さん大好きなんだよー! だから恥を忍んで行って来たさ! ○年ぶりにね! こんなことなら通販するんだったよ! 勇気を振り絞っていったのにもかかわらず,なかったけどね!
でもって,制服姿の女子男子が多くてびっくらこいた!
○ニメイトって制服でいくとろこだったっけ…? ん?
ア○メイトでカルチャーショックを受けるなんて思わなかった.
滅茶苦茶居心地の悪さを感じたよ…; ごめんよ,私服で;
でも目はライの画集とか,ライの漫画とか,ライの設定資料集とか,ライのクッションとかないかなぁて探してた(なにしにいった)
ライのクッションなんて出た日には2,3個買ってライをはべらしてから,ルルとスザクにおすそ分けしてあげるよ.
ライ至上主義.ライ万歳.

まぁ,どれこもれもなにもなかったんですけれどね…うー…魔王ってそんなに知名度高かったかしら?
寧ろ低すぎておいてないの!?
で,でも,1~3巻は置いてあったからおいてないってことはないと思うんですけれど…てことは売り切れ!?
発売日に売り切れてる漫画なんて何以来だろう…REBORN! の小説以来かな(最近だな)(漫画と違うし)

というわけでハートがブロークンして涙がでちゃいそうだったのでそれをぬぐうために六道慧さんの御算用日記シリーズ最新刊を買ってまいりました! ヤッホーイ! 待ってたんだぜ!
これから読んでまいります! 電車で読みきれなかった! 続きが気になるの!
それから,たまたま目に入ったので,魔王が置いてない腹いせにレイトン教授シリーズ2作も買ってきちゃいました.気になっていたんですよね,これ.
面白いらしいのでちょこちょこやってみようかと思います.

拍手ぱちぱちありがとうございます!
落ち込んでおりましたが元気になりました.やっぱり拍手はすごいですね.
本日のお話は,スザクとユフィというなんとも私として珍しい組み合わせのスザク→ライです.
この間のノネットさんとのお話とあわせてお楽しみくださればと思います.
ノネットさんとライがきゃっきゃやってる裏で,スザクとユフィはこんな感じではなかったのではないかしら? という思いをこめて書きました.

あ,ちなみにこの記事のタイトルはバッカーノ! のグラハムの台詞を引用しただけであって,お話とは関係ありません.あしからず.



消えた。
一人の少年が忽然と。
さよならの挨拶もしないまま、本当にいたのか疑いたくなるほどの潔さをもって。
数々の武甲を立て、軍入隊最短記録で親衛隊に抜擢された人物。
経済特区日本の成立が宣言されるその日に起きた不可思議な出来事、そして血痕。
誰のものなのか言わずも知れた、ライ、その人のものだった。

『もう一度、お願いだから』

「最近元気がありませんね、スザク」
公務から公務へ移動する車の中で、隣に座るユフィが言った。
特区日本は小さなハプニングはあったものの、無事成立を果たしユフィはその総督として、外交の顔として毎日齷齪働いていた。
今日は中華連邦との会合のあと、新しく建設予定の学校の視察、これから向かうのはゼロ率いる黒の騎士団が取り仕切っている軍備と政策の報告及び会議だ。
ユフィはゼロに何故だか絶大な信頼を寄せていた。
「あの方に任せておけば大丈夫です」
あの男は危険だと何度言っても返答は「大丈夫です」の一点張りで、だからこそこれから向かう先には今まで以上に警戒を怠らないようにしなければならない。
にも関わらず守るべきユフィに心配される自分がいる。
この状況を彼が見たらどう思うだろう。
笑うだろうか、呆れるだろうか…いや、ユフィと同じように心配するかな。
「心配には及びません。それよりもユーフェミア様の方がお疲れではありませんか?」
「私は大丈夫です。それよりもスザク!」
「は?」
人一人分開けていたスペースをぐっと詰め、顔を膨らましたユフィの顔が近づく。反射的に反るが、此処は車の中。近距離で顔を見合わせることになる。
「んもう! 何度も言っているじゃないですか! 二人きりのときは…」
「ユフィ、そうでしたね」
「敬語も禁止です!」
「わ……わかったよ」
これまでに何度も二人の間でされてきた問答。どうしても敬語が抜けない自分にユフィは毎回叱ってくれる。そうやって気を紛らわしてくれていると最近気付いた。
ユフィを見て、どこも似たところなんてないのに彼のことを思い出し、暗くなる心を叱咤し、励ましてくれた

言葉にならない思いであった。けれど彼女の笑顔が物語る。
「大丈夫です」とゼロを信じていると同じ微笑みをもって、彼を信じて待っていればいいのだと諭してくれる。
強い女性だ。とても強い。それは人を傷つける強さとは真逆の人を支える力強さ。
僕が持ち得なく、彼が持っている芯の強さだ。
今までこの笑顔に何度も支えられた。
そんな強さを持ち、辛い顔も嫌な顔も弱音さえ吐かない彼女を守りたい。
日本人に日本を返してくれたこの人を僕は守りたい。
それと同じくらい僕は君も守りたいんだ。
どこかで生きてると、ただならぬ事情があって軍を離れざる終えなかったと信じてる。
だから、ねぇライ、少しだけ、少しだけでいいから君がどこにいるのか教えてくれないか。
君が僕に会いたくなくても,僕は君に会って話がしたいんだよ.
ねぇ,ライ.
今,君は,どこで何をしているんだい?

END

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