がきたら夏だなーと思います.
7月は更新していきたいです.LCに限らず色々書いても怒られないかな,大丈夫かなとどきどきしながらタイトルをつけたんですけれど,今年の100冊は色々びっくりすることがあったので,したためておこうと思った次第でございます.
*注:LCネタは含まれません.
昨今,活字離れが進み,近代の中高生は携帯小説を愛読するようになっているといわれておりますが,私は既に高校を卒業して長いものですから今の中高生事情は知らないのでこのことについてはなんともいえないんですけれども,出版社の人たちはあの手この手で若者の目を惹くような仕掛けをして頭を悩ましているんだなと思った今年の100冊.
スペシャル驚いたのが,ナツイチ(集英社)の伊豆の踊り子ジョジョ装画でした.
ど う し た
なにがあった
吃驚しすぎて,あまりにびっくりなコラボレーションに例えるならステーキとパインが一緒になって出てきたような衝撃だなこりゃと思いながら視線を外しました.
本屋で勤務している友人は同僚の間で「ジョジョり子」と呼ばれていると語っておりました(それを聞いたとき,ジャカリコみたいだなと思ったのは内緒です)
荒木節炸裂のジョジョr…いや,伊豆の踊り子.
お手にとってみては如何でしょう? 読んでいる人を電車で見てみたいので,読むときはブックカバー無しの方向でお願いします.
小畑先生の「こころ」「人間失格」「地獄変」は美麗でしたね.芥川龍之介がめちゃめちゃ美形.ちょっと欲しいと思っちゃうくらいかっこよかったです.古き良き日本男子の正統派美形.カメラ目線で生き生きしていらっしゃいました.
芥川龍之介先生は好きで,小学生の頃は,家にあった短編集をよく読んでました.「くもの糸」等は私の倫理感や死生観に直結していたりします.
夏目漱石大先生様とは相性が悪く,「こころ」も高校の教科書でしか読んだことがないのですが,ホモホモしいらしいですね.あと50年くらいしたらすんなり読めるかな.
「人間失格」は,まぁ,個人的にあまりお勧めしないといいますか.友人が何人も心を折られていたので;(苦笑)
文学作品としては名作だと思います.心折るほどの力を持っている文字の力は凄いです.
で,ナツイチが漫画家でくるなら,こっちは俳優だ! と角川文庫は「走れメロス」「人間失格」に松山ケンイチをあわせてきましたね.まさかのデスノート対決(笑)
こっちもかっこいいです.ファンの人は買いじゃないでしょうか.
ただ,名作は山のようにあるけれど太宰治は外せないのか,そうなのか.
角川で驚いたのが,三浦しをんの「月魚」が恋愛カテゴリーに入っていたことですね.
ん? あれ? この話ってそういう話だったかしら?? 女の人いたけど,恋愛してなかったよーなー;
ものすごく綺麗な話でしたがこれは,えと,真志喜と瀬名垣がメインの………あー,恋愛だったのか(BL的な意味で) ラブラブだったものね.うん.
昨今の出版社.色々わかっているようです.ナツイチにも恩田陸さんのネバーランドがあったし.
あと,フルメタが入っていていました.
ハルヒブーム……十二国記からかな,ライトノベルも参戦しつつある夏の100冊ですが,フルメタが来るとは思いませんでした.
リアルタイムで読んでいた頃は,かごめ(犬夜叉),かなみ(スクライド),かなめ(フルメタ)と同じような名前のヒロインが我兄弟の間に名を連ねておりまして.ややこしいったらなかったことを思い出します.
新潮文庫は手堅くといったところでしょうか.重力ピエロが入っていてわーい.といっただけで,あ,でも全体的に表紙のリニューアルが見られた と思います.多分ですけれど.
海外文学だったら新潮でしょうか.アリスの表紙はとてもかわいらしいですよね.これが出たとき友人は何でかテンション急上昇してました.しただけで買いませんでしたけれど.なんだったんでしょう.
ホームズや,アンデルセンのは読んでみたいな.
ホームズといえば,いろんな人が翻訳されていますけれど,私はホームズが「ワトソンくん」,ワトソンくんが「ホームズ」と呼び合っているのが好きです.これは某犬名探偵の影響かも知れませんが,小学校の図書室にあったホームズもそう呼び合っていたのでそれが抜けないんです.
翻訳された方によって色々とイメージが変わるのが海外小説の難しいところであり,面白い所であると思います.好きな翻訳家さんは金原瑞人さん.蛇にピアスの作者金原ひとみさんのお父様でもあります.
海外文学は同じ本が何冊あってもいいと思うくらい個性豊かになりますよね.
個人的に,本当に個人的な意見なんですけれど,ハリー・ポッターはまた別の人が翻訳する日が来ないかなーとか何とかおもいながら終わります.
今年も何かおススメの一冊が見つかる夏だといいですね.
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