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2008.05.03 Sat 「 1000hit~8000hit 御礼小説 01LC 御礼企画

完成しました!
山なし落ちなし意味なし 三銃士のお話ですが少しでも日々の感謝の気持ちが伝えればと思います.

設定は
学園篇END→ルルーシュEND→学園祭リターン
な感じとなっております.
コスプレ喫茶を開くのなら学園祭をしないといけないよねっことでこうなりました.
ルルライです.ほかのキャラも出てきますが,ルルライです.
ドタバタコメディ的な感じになっていればいいのですが…これを書いて思ったことが一つ.
私にコメディは向いてない(苦笑)

そして,お話を書いている間に8000hitをむかえていました!
ありがとうございます!
拍手もぱちぱちありがとうございます!
拍手をしてくださり,ここに来てくださる皆さんのために書きました.
楽しんでいってください.



「もう、いきなりいなくなったりなんかするな」
そういって伸ばされたルルーシュの手を取った昨日。
まだ皆いるからとそのまま,生徒会室に案内され、挨拶をしたときからいやな予感はしていたのだ.
家族のようにみんな温かく迎え入れてくれ、スザクに至っては泣いて喜んでくれた。
ごめんなさいとありがとう、そしてこれからよろしくお願いしますを繰り返しながら、普段、書類が燦然と積み上げられているはずの机の上に色とりどりの布が広げられ、シャーリー以外のメンバー全員がミシンや手で縫い合わせているのが目に止まった。
生徒会室の改装でもするのかとたずねたところ、テロ事件でうやむやになってしまった学園祭を明日、仕切りなおすのだという。
作っているのは学園祭を盛り上げるために必要な備品らしい。
「それに、皆で大騒ぎしていたらあなたが戻ってきてくれるかもと思ったのよ」
なんでもないことのようにさらりと言われたミレイさんの言葉に胸打たれた。
僕のことを忘れてくれればいいと思っていたのに、ずっと覚えてくれていたことが嬉しくて、何か手伝えることがあればと布に手を伸ばした。
裁縫にそれほど自信はなかったが,先端がとがっているものの扱いには慣れている.
けれど、横からミレイさんの手が伸び、布に触れる前に隣に控えていたシャーリーの腕に抱えられてしまった.
「此処は私たちでやるから、ライはゆっくり休んでね。その代わり明日は今までの分も含めてしっかり働いてもらうわよ」
拒否権はありません。保護者命令です。とまで言われ、生徒会室のドアを指差されれば素直に頷いて出て行くしかない.
「わかりました。人手が必要になったらいつでも呼んでください」
頭を下げて顔を上げたとき、ミレイさんを含めた女性生徒会メンバーたちはその場に似つかわしくない、いい笑顔をしていた.
そして、今日。
現実を直視したくない姿で目が覚めた。
ぼんやりとした頭と視界。見慣れた天井に懐かしく思う間も無く、肌寒いことに気づく。
体に直接衣類ではない布が当たっている感触。それは、薄く、柔らかくまとわりつくように体を包み込む……つつみこむ?
飛び起き、己の姿を見て数分、何故裸であるのか、その理由を突き詰めて今に至る。
唯一下着を着用していたことは果たして救いとなるのか否か。
大衆と比較して色白の肌が、風呂上り以外にさらすことない面積で視界に映り、朝日を浴びている光景は思考回路を停止させるのには十分の威力を持っていた。
昨夜は確かにクローゼットの中に入っていた寝巻きを着用して寝たはずだ。
それまで着ていた衣類はその辺に脱ぎ捨て、ベッドに倒れこんだ。漸く帰っていた安心できる場所、今まで張り詰めた気の中でいたために引きずられるまま意識を飛ばしたのだ。
そこから先の記憶は、ない。
おそらく通常なら、そのままの体勢で目を覚ますはずなのに、今日はそうではなかった。
下着姿で目覚めた経験など今までに一度もなかったが,あまり気分の良いものではない.
犯人は誰か? その目的は?
大体の予想はつく。
ただ、学園に戻ってきてものの数時間で餌食に合うとは想像していなかった。
なによりも身包みを剥がされているのにもかかわらず眠り続けていた己の愚行に腹が立つ。
いつまでもベッドの上で放心状態になっても仕方がない。
とりあえず、服を着ようとそこから抜け出し、クローゼットを開けた.
………ない。
ミレイさんからいただいた学生服もさることながら、私服もごっそりとなくなっていた。
寝巻きを着るついでに確認したときは、いつ帰ってきても大丈夫なように並べられていたはずなのに、ない。
その代わりに見知らぬ袋がクローゼットの中に納まっていた。その上に、一枚の手紙が置いている。
ミミズの這ったような文字が並ぶそれを手に取り、読んだ。
『服は生徒会がいただいた。取り戻したければ袋に入っている服を着て、生徒会室まで来るように.  怪盗 R・K』
「…………リヴァル……」
考えるまもなく一人の人物が頭に浮かぶ。
けれど、リヴァル一人だけで服を脱がし、クローゼットの服をすべて持ち逃げすることが出来るのだろうか。
「……スザクか」
スザクもぐるだとしたら納得もいく。
あの驚異的な身体能力を無駄遣いしているようにしか思えないが、スザク自身はどのように思っているのだろう。
どうすることも無く、拒否権すらない現実に諦めながら手紙の入っていた袋から布を取り出した。
恐らく普段なら着るはずも無い衣装なのだろうということは予測できたが、
「これは………」
予測以上のそれに、服を広げたまま固まってしまった。

To be continued...
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