レンタルではありますが、映画を比較的よく見るほうだと思います。
基本洋画ばかりなので、邦画はほとんど見ない派なんですけれども…あ、一番最近見たのは「ドラゴンボール」です。無料券があったのでどんなものかなと(笑)
面白かったですね。えぇ、ギャグ映画としてみる分にはとても面白かったんじゃないでしょうか。無料券もっててよかった。
先日は、「アイアンマン」と「おくりびと」、それとテレビをつけて流れていたLOSTシーズン3の話がまったくわからなかったので「LOSTシーズン4を見る前に……(無料)」をレンタルしてきました。
「おくりびと」はアカデミー賞を獲得する前から「面白い!」と周囲で有名だったのですが、邦画ということもありまったく興味なかった己のけつを蹴り上げて、「いいから黙って映画館にいってこいや!」と怒鳴りつけたくなるくらいよい作品でした。
STORYも一本につながっていますし、カメラアングルから景色からなにからとてもすばらしい出来だと思います。
個人的に感じた印象では宮崎アニメの実写版という感じでしょうか。
音楽が久石三だったからかもしれませんが、社長の家とか、おいしそうに食べ物を食べるカットなんかが(焼いたフグの白子たべたいです。はじめなにたべてるんだろう?て全然わからなかった)魅力的でした。
フランスパンにマヨネーズつけて、しょうゆをひたしたお刺身を乗っけて食べたいとは私の弟の台詞です。
世間では本木さんの演技が評価されていますが、私は山崎さんの演技に引き込まれました。
もちろん本木さんの演技はすばらしいです。納棺している姿は見とれるほどではありますが、よいしょよいしょでしびれるかっこよさと風格を見せるのは山崎さん。本木さんの魅力を引き出すのも山崎さんだと思います。
ひとつひとつの言葉に重みを持たせ、山崎さんがいるだけで画面が締まるというのは本当にすばらしいことだと思います。あんなにぐだぐだな人なのにね! かっこよくみえちゃうんだよ! しびれるよ!
おくりびとはショートストーリーがあって一本のお話になっているという個人的解釈をしているのですが、お風呂屋のおばちゃんの話が泣けます。超泣けます。映画館で見たらむせ返るくらい泣いてると思います。
弟は干し柿のおっちゃんのお話が、母は大ちゃんが始めてNKコーポレーションにいった時の話が好きなようです。
さすが外国語映画賞を獲得しただけある作品。一度みてみてください。
生きること死ぬこと、死んだあとのこと、死者のこと。いろいろと考えさせられる話ではありますが、暗くなりすぎずそれが普通の、普遍的なこととして伝えてくれます。オススメです。
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