カウンターがくるくる回っていておおおお；；；；とパソコンの前で身もだえていたら，拍手もぱちぱち押していただいているようで，大変，大変ありがたく申し訳なく嬉しく思っている次第でございまする(こんらんしている！)
あ，ありがとうございます．本当に，感謝感激雨嵐です．
まだまだ何も無いですが　ぼちぼち書いていこうと思います．

感想・誤字等ありましたらお気軽に拍手などでコメントしていただけたらと思います．
本当にありがとうございます(ジャンピング土下座)(キモイ！)

てなわけで，ルルライが好きだといっておいて，ライルルしかあげてなかったので今度はちゃんとルルライになればいいなぁとか思いながら書いている品を一つ．途中までですが．
そしてかなり長くなるみたいですが，気長にお付き合いくださればと思います．

設定としては
黒の騎士団篇　ユーフェミアに撃たれた直後～病院入院中　という感じです．
「ユフィ！」とスザクが駆け寄ったのなら「ライ！」といってゼロも駆け寄ればいいよというコンセプトです．
オリキャラが一人出張ります．お医者さんです．病院に入院するからね，医者が必要だよねってことで．
オリキャラが出張るお話が嫌いな方，もしくは若干の血，シリアスが苦手な方ご注意ください．シリアスは見せかけですけど，一応(苦笑)

血相を変えて駆けつけるスザク.
彼にユーフェミアを任せ，僕はごろりと身体を横たえた．

 「これで、いい・・・」
 

ギアスにギアスをかける．
どうなることかと思ったが…．
僕が持つ力を全て振り絞った感じだ．
強い日差しを感じる．
なのに，妙に寒い．
目を開けているのも億劫だった．

Let  the chips fall where they may.　01

銃声が響いた場所，ステージへ向かう通路に倒れている人影が二つ．
一つはブリタニア帝国第３皇女ユーフェミア・リ・ブリタニア．
そしてもう一つは……

「ライ！」

銀の髪，黒の騎士団の制服．
そして，それを包み込んでいるのは何処までも艶やかな紅．
その光景を見ただけで此処で何が行われたのか容易に想像がついた．
先ほどの銃声が，誰から誰に向けてのものなのかも．

「ライ！　おい，返事をしろ！」

倒れこむように細い肢体を抱き上げる．
返事はない．
蒼白な顔．瞳は閉じられたまま開くことなく，むせ返るほどの死臭が鼻を突く．
絶望が肌を掠めたとき，頭に数年前の記憶がフラッシュバックした．
銃声．
赤い絨毯．
紅い血．
血の香り．
その先にある………死．
ナナリーを庇って死んでいった，母の姿にそれは良く似ていた．

死なせるものか！
妙な想像に飛ばしていた意識を引き戻す．
日本人を虐殺するという最悪のシナリオは回避された．
けれど，彼が死んでは，ライが死んでは意味がないのだ．
僅かに肺が上下しているのが見て取れる．
まだ，生きている．
身体も温かい．
傷口を力の限り抑えて叫んだ．

「医者だ！　医者を呼べ，今すぐにだ！」

叫んだ声は悲鳴に近く，青空を突き抜け天に届くようにと願いがこめられていた．

To be continued...